転がる種

映画、本、音楽、食、美術…。日常で出会う種々。

朝の珈琲

 5月22日。

 暑いですね。18年間、北海道で生まれ育った私には、ぐっとくる初夏です。

 今日も珈琲にしよう。

 

 さあ、仕事を始めるぞ。

 と、月の夜から太陽の昼に切り換えモードの時に、近頃は頻繁に珈琲が登場します。

 この週末もていねいに焙煎された珈琲豆を入手できなかったので、駅前の『OKDAKYU OX』で購入した、小川珈琲の『オーガニックブレンド』で。

 

 珈琲専門店でいただく時と違い、家で飲むのはとんでもないアメリカン。

 珈琲粉15gで750mlくらいの珈琲をつくります。

 手軽な市販の珈琲豆ほど、ちゃんと淹れないと味や香りが損なわれるので、手は抜けません。

 

 「さあお茶だ」と思い立ったら、まずは『danchyu』が開発したという美しいラインを描きながらも機能的な深い両手鍋にたっぷりお湯を淹れて沸かします。

 

 おいしいお茶を淹れるという決意を生かすには、その場にとにかく空白が必要。

 沸騰するまでの10分弱の間に、シンクや食器の水切り器をきれいにしたり、冷蔵庫の整理をしたり。 その間、南部鉄瓶に、ミネラルウオーターを繊細に揺らしたお水を淹れて、沸かします。

 

 珈琲粉を測り終える頃には、先ほどの鍋のお湯が沸いています。

 そのお湯で、珈琲サーバー、珈琲ドリッパー、ittalaのマグカップを温めて、拭き上げます。このお湯で拭き上げる作業が大好き。

 南部鉄瓶のお湯が沸くまでに、珈琲のお伴の準備。サーバーに測り終えた珈琲粉をセットしておきます。

 

 今日は、永福町の『ラフレ』のブドウで発酵させた食パンを焼いて、『雪印バター 食塩不使用』を焼いた食パンの上で溶かし、砂糖不使用のアプリコットジャムをたっぷりと。

 アプリコットジャムって、さわやかな酸味と甘みが同居して、どうしようもなくキュート。

 

 さて、お湯が沸いたので、二つのittalaのマグカップに交互にお湯を注ぎ、すぐに珈琲ドリッパーに移しました。珈琲ドリッパーにマグカップ5杯分の熱湯を満たします。

 ドリッパーで、珈琲粉から珈琲が落ちない程度の微量のお湯を落として、20秒ほど蒸らします。20秒は適当。たいていシンクのお湯などをダスターで拭いたりして待ちます。

 蒸らした珈琲粉に、お湯を投じます。最初は、同心円を描きながら外に向け、以降は、中央に小さな円を描いて。お湯でぷっくり珈琲粉を膨らませながら、しぼませないように、あふれさせないように、注意深くお湯を投じ続けます。

 珈琲の香りがふわーっと立ち昇り、幸せな心地が広がったら、でき上がり。

 フィンランドで買った、marimeccoのトレイに、アプリコットジャムのトーストと、超アメリカンなブレンド珈琲を載せます。

 今朝の音楽は、グレゴリオ聖歌

 良い仕事ができますように。